
ハーブソルトとは、塩とさまざまなハーブをブレンドした調味料です。料理に手軽に風味を加えることができ、塩の代わりに使うことで料理の味わいが一層豊かになります。
今回は、ハーブソルトについて詳しく解説。ハーブソルトに使われる素材や、世界や日本のハーブソルトの歴史から、おすすめハーブソルト、そしてハーブソルト活用レシピまで、ハーブソルトを手掛ける企業ならではの情報をお届けします。
ハーブソルトとは、塩とさまざまなハーブをブレンドした調味料です。料理に手軽に風味を加えることができ、塩の代わりに使うことで料理の味わいが一層豊かになります。
ハーブソルトは、市販されているものも多く手軽に試せる他、好みのハーブと塩を混ぜて自作することも可能です。
ハーブソルトには、様々な材料が使われています。ハーブソルトのポピュラーな材料とそれぞれの特徴を見ていきましょう。
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コショウは、ハーブというよりはスパイスに分類される素材ですが、ハーブソルトに必ずといっていいほど使われています。ブラックペッパーやホワイトペッパーがよく使われ、料理にピリッとしたアクセントと豊かな香りを加えます。肉料理や魚料理などさまざまな料理に適しています。
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タイムは、地中海沿岸原産のシソ科のハーブです。清涼感のあるの香りが特徴で、魚料理やスープなどに合います。通常のタイム(コモンタイム)の他、柑橘系の香りを思わせるレモンタイムやすっきりした香りのワイルドタイムなど、いくつかの種類があります。
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オレガノは、シソ科のハーブで、はっきりした香りと少し苦味のある風味が特徴のハーブです。イタリア料理やメキシコ料理によく使われ、トマトベースの料理や肉料理にぴったりです。
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タマネギは、甘みと旨味を加えることができる材料です。特に、肉料理や煮込み料理のおいしさを引き立てるのに役立ちます。乾燥させたり、油でフライされたタマネギがハーブソルトでは使われます。
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ニンニクは、強い風味が特徴の材料で、ハーブソルトのアクセントに多く使われます。料理に深いコクを加え、奥行きのある味わいにします。肉料理、パスタ、スープに最適です。
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パセリは、爽やかな香りと鮮やかな緑色が特徴のハーブです。料理にほろ苦さのアクセントを加え、彩りも華やかにします。パセリは、魚料理、サラダ、スープなどに合います。
ハーブソルトの歴史は古代に遡ります。古代エジプト、中国、インドでは、ハーブとスパイスを食材の保存や風味付けに利用していました。中世ヨーロッパでは、ハーブソルトは、肉や魚の臭み消しや香り付けに役立ちました。
近代に入り、ハーブソルトはフランスやイタリアの料理文化の中で広まり、特にプロバンス地方やトスカーナ地方でいち早く広く使われるようになりました。
日本では、3~8世紀の古墳時代からホンダワラという海藻を使って塩が作られたのがハーブソルトの起源といえます。
その後、塩は単品で作られるようになり、塩とハーブのミックスが調味料として広く使われるようになるのは、1968年にダイショーが発売した「味塩コショウ」からです。
1980年になると、アメリカ発のクレイジーソルトが日本でも輸入販売され、以来、あらかじめミックスされて風味のバランスが考えられたハーブソルトは、食卓でも存在感を増してきました。
現代では、その手軽さと風味の豊かさから、家庭料理やレストランで広く使われるようになっています。
日本では、数多くのハーブソルトが売られています。では、多くの消費者に支持されるおすすめのハーブソルトには、どういったものがあるのでしょうか。5つの大手ECショップのランキング上位の商品を下記のページで紹介しています。
ハーブソルトは、家庭で手作りすることができます。塩とハーブ、スパイスをブレンドして、お気に入りの味を見つける楽しさも味わえます。
下記のページでは、手作りハーブソルトについて、詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
豊かな香りが食欲をそそるハーブソルトですが、どんな料理に使うとよいのでしょうか。ここでは、簡単に作れてハーブソルトの存在感も発揮される3つの活用例をご紹介します。
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パスタ料理にもハーブソルトはぴったりです。オリーブオイルとニンニクでお好みの野菜と魚介を炒めたらハーブソルトを加え、そこに茹でたてのパスタを入れてよく混ぜ合わせると、簡単でひと味違った美味しいパスタが作れます。
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いつもは、塩を振って焼くだけのシンプルな焼き魚も、ハーブソルトを振りかけてから焼くと、洋風のおしゃれな味に変身します。ハーブは、魚の臭み消しにも効果を発揮します。タイなどの白身魚や、サケの切身などにとくに相性がよいです。
応用編として、魚にハーブソルトと薄力粉をまぶしてから、フライパンでバターで焼いてムニエルにするのもおすすめです。
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ぎゅうぎゅう焼きとは、オーブンつきレンジの天板にクッキングシートを敷いて、その上に、トマト、ナス、ニンジン、マッシュルーム、パプリカといった野菜に、肉や魚介類を敷き詰めて焼いた料理で、近年注目度の高まっている家庭料理です。
オーブンにかけてじっくり火を通すことで水分を飛ばし、おいしさを濃縮できるこのぎゅうぎゅう焼きにハーブソルトを振りかけることで、シンプルな料理が一層美味しくなります。
おいしく食べるポイントは、焼く前にオリーブオイルとハーブソルトをかけること。塩分によって水分がより抜けやすくなり、ハーブの香りが野菜に移って風味豊かに仕上がります。
ハーブソルトは、家庭で手作りすることができます。塩とハーブ、スパイスをブレンドして、お気に入りの味を見つける楽しさも味わえます。
下記のページでは、ハーブソルトの使い方についてさらに詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
また、下記のページでは、ハーブソルトを使った簡単サラダについて詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
私たちも、「エマソルト」というハーブソルトを手掛けています。
10年前に京都祇園のバー「繪真(エマ)」としてスタートし、コロナ禍をきっかけに、毎日頑張っているお客様に、お家でもバーにいるようなくつろぎを届けたい――そんな想いを胸に、ゼロから開発したものです。
エマソルトは「WHISKY」「BEER」「WHITE WINE」「RED WINE」の4種類。それぞれのお酒とペアリングしたときにさらにおいしさが増すように調合したこだわりのソルトです。
また、パッケージデザインは、ひと昔前のバーのマッチ箱をモチーフにしたお洒落なデザインとなっており、ギフトとしても最適です。
バーが好きなあなた、そしてお酒好きななあの人にぴったりの個性派ソルトをぜひ一度お試しください。